judas7013の日記

反自民反差別

道路交通法違反

横断歩道は歩行者優先」。自動車教習で必ず習うが、実態はどうか。新潟市の中心部で調べると、信号のないところでは多くの車が止まらず、通学路の交通量が多い小学校が対応に苦慮していた。新潟県警は取り締まりを強め、専門家も注意を呼びかけている。

【写真】女池小学校の前の横断歩道では、地域ボランティアが下校する児童を誘導していた=2019年9月13日午後3時15分、新潟市中央区女池5丁目


 9月中旬の平日朝。新潟市中央区新潟大学病院の信号のない横断歩道を、通勤する人や学生らが行き交っていた。

 片側1車線の見通しの良い直線道路と大学病院の駐車場に入る道の十字路。人と車の通りが比較的多いこの交差点を、午前8時から1時間観察した。

 その1時間で横断歩道を渡ろうとした歩行者は約60人いたが、約220台は無視して通り過ぎ、止まったのは約40台にとどまった。

 制限速度は30キロだが、ほとんどの車がそれを上回るとみられる速度で走り抜ける。歩行者に気づいて一度止まりながら、対向車が止まらないため、再び走り出してしまう車もあった。

 近くに住む70代男性は、手の合図で車を制止するようにして横断した。「なかなか止まってくれないから、手を挙げて渡るようになった」と話した。

 よく病院を利用するという同市中央区に住む女性(30)は、4台の車が通り過ぎたあと、タクシーが停止して横断できた。「免許を取る時に当たり前だったのに、みんな当たり前じゃなくなっている」と話す。自身も、8月の免許更新の際に受けた講習で「横断歩道は歩行者優先」と聞くまで忘れかけていた。「いつの間にか、車が先に通って良いと思っていた」

 止まる車が少ないことを背景に、信号のない横断歩道を渡らないよう指導している小学校もある。

 同市中央区の女池小(児童数約800人)。校門の前を通る市道は交通量が多く、横断するのを信号のある学校前の交差点以外は渡らないよう指導しているという。山田淳教頭は「一つの交差点に集中させるため、朝はとても混み合う」と話す。

 ただ、強制はできず、全員に完全に守らせるのは難しい。混雑を避けるためか、別の横断歩道を渡ろうとする児童もいる。そのため、要所に登校を見守る地域ボランティアを配置している。5年ほど前から見守りを続ける新田見(にたみ)秀雄さん(73)は「当初に比べると止まってくれる車は増えたと感じるが、旗を出しても止まってくれない車は尽きない」と話す。

 取材後、近くの横断歩道を渡って帰ろうとしたが、幼稚園の送迎バスが止まるまで、12台が通り過ぎた。


■止まる車少ないため「自分も」

 ドライバーはなぜ止まらないのか。

 交通心理士の長塚康弘・新潟大名誉教授は、自動車教習を終えた後、あらためてルールを復習する機会が少ないことを指摘する。実際に路上に出てみると、横断歩道前で止まる車は少ないため、それに慣れることで「自分も同じような運転をするようになってしまう」とみる。

 一方、歩行者についても「できることはある」と話す。ただ手を挙げるだけでなく、上下左右に振るなど、車に気づいてもらう努力をする必要があるという。「しっかりと渡る
意思表示をすれば車に認知される」

一旦停止しないバカは、
見つけ次第射殺しなさい。